介護福祉士国家試験 過去問解説 第38回 問題12

第38回

このシリーズでは、介護福祉士かいごふくしし国家試験こっかしけんの過去問かこもんを1問ずつ、やさしい日本語で解説かいせつしています。
今日は第38回の問題12です。
テーマは「介護福祉職かいごふくししょくが受うけるストレスチェック制度せいど」です。働はたらく人の心こころを守まもるための制度せいどについて、一緒に見ていきましょう。

問題もんだい

Aパート
科目かもく:介護かいごの基本きほん

【問題12】

介護福祉職かいごふくししょくが受うけるストレスチェック制度せいどに関かんする次の記述きじゅつのうち,最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

1 3年ねんに1回かいの実施じっしが義務ぎむづけられている。
2 労働者数ろうどうしゃすうが常時じょうじ100名めいの事業場じぎょうじょうは受検じゅけんが免除めんじょされる。
3 結果けっかは労務管理ろうむかんりを行おこなう介護主任かいごしゅにんへ提供ていきょうされ,面接指導めんせつしどうに活用かつようする。
4 心理的しんりてきな負担ふたんの程度ていどを把握はあくするためのものである。
5 高こうストレスと判定はんていされた場合ばあいは,産業医さんぎょういによる治療ちりょうが必須ひっすである。

言葉ことばの説明せつめい

『義務ぎむづける』
しなければならないと決きめることです。

『免除めんじょされる』
しなくてもよいことになることです。

『心理的しんりてき』
心こころの中の、という意味いみです。

『把握はあくする』
どんな状態じょうたいかを、よく理解りかいすることです。

『判定はんていする』
調しらべて、どうであるかを決きめることです。

『必須ひっす』
必かならずしなければならないことです。

正解せいかい
4
心理的しんりてきな負担ふたんの程度ていどを把握はあくするためのものである。
やさしい解説かいせつ

ストレスチェック制度せいどは、働はたらく人の心こころの負担ふたん(ストレス)がどのくらいあるかを調しらべるための検査けんさです。この結果けっかをもとに、働はたらく人自身じしんが自分じぶんのストレスに気きづいたり、職場しょくばの環境かんきょうを良よくしたりすることが目的もくてきです。

つまり、この検査けんさは「心こころの負担ふたんがどのくらいあるかを知しるためのもの」であって、治療ちりょうそのものではありません。だから、選択肢せんたくし4が最もっとも適切てきせつです。

ほかの選択肢せんたくしは,なぜ違ちがう?
1
3年ねんに1回かいの実施じっしが義務ぎむづけられている。

ストレスチェックは、3年ねんに1回かいではなく、年ねんに1回かい行うことが決きめられています。

2
労働者数ろうどうしゃすうが常時じょうじ100名めいの事業場じぎょうじょうは受検じゅけんが免除めんじょされる。

50人にんいじょうの職員しょくいんがいる職場しょくばでは、ストレスチェックを行おこなうことが決きめられています。100人にんの職場しょくばは、免除めんじょされるどころか、行おこなう必要ひつようがあります。

3
結果けっかは労務管理ろうむかんりを行おこなう介護主任かいごしゅにんへ提供ていきょうされ,面接指導めんせつしどうに活用かつようする。

ストレスチェックの結果けっかは本人ほんにんにだけ知しらされるもので、本人ほんにんの同意どういがなければ、上司じょうしである介護主任かいごしゅにんなどに伝つたえることはできません。

5
高こうストレスと判定はんていされた場合ばあいは,産業医さんぎょういによる治療ちりょうが必須ひっすである。

高こうストレスと判定はんていされても、治療ちりょうを受うけることが必須ひっすではありません。本人ほんにんが希望きぼうすれば、産業医さんぎょういと面接めんせつして相談そうだんすることができる、という仕組しくみです。

おぼえるポイント

・ストレスチェックは、心こころの負担ふたんを知しるための検査けんさで、年ねんに1回かい行うことが決きめられています(50人にんいじょうの職場しょくば)。

・結果けっかは本人ほんにんだけのもので、本人ほんにんの同意どういなしに上司じょうしなどには伝つたわりません。

・高こうストレスと判定はんていされても、治療ちりょうは必須ひっすではなく、本人ほんにんが希望きぼうすれば産業医さんぎょういと面接めんせつできる、という仕組しくみです。

次回じかいは問題もんだい13について解説かいせつします。お楽たのしみに。

※この記事は公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん 社会福祉ふくし振興しんこう・試験しけんセンターが公開こうかいしている過去問かこもんをもとに作成さくせいしています。

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