介護福祉士国家試験 過去問解説 第38回 問題67

第38回

第だい38回かい 問題もんだい67(Bパート こころとからだのしくみ)

テーマは「皮膚ひふのバリア機能きのう」です。
皮膚ひふは、体からだの外側そとがわをおおって、体からだを守まもっています。
年としをとると、皮膚ひふがかさかさして、かゆくなる人ひとが多おおくなります。
皮膚ひふは、どんなつくりになっているのでしょうか。

問題もんだい

次のうち,バリア機能きのうをもつ表皮ひょうひの構造こうぞうとして,最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

1 汗腺かんせん
2 角質層かくしつそう
3 基底層きていそう
4 有棘層ゆうきょくそう
5 顆粒層かりゅうそう

ことばの説明せつめい

『バリア』
外そとからものが入はいらないように防ふせぐもののことです。

『機能きのう』
働はたらきのことです。

『構造こうぞう』
つくりのことです。

正解せいかい
2角質層かくしつそう
やさしい解説かいせつ

皮膚ひふの外側そとがわの部分ぶぶんを、表皮ひょうひといいます。
表皮ひょうひは、4つの層そうが重かさなってできています。
外側そとがわから、角質層かくしつそう、顆粒層かりゅうそう、有棘層ゆうきょくそう、基底層きていそうです。

角質層かくしつそうは、表皮ひょうひのいちばん外側そとがわにあります。
外そとから細菌さいきんやほこりなどが入はいらないように防ふせぎます。
体からだの中なかの水分すいぶんが外そとに出でていかないようにもしています。
これが、バリア機能きのうです。
選択肢せんたくし2が正ただしい答えです。

ほかの選択肢せんたくしは,なぜ違ちがう?
1汗腺かんせん

汗腺かんせんは、汗あせを作つくって出だすところです。
汗あせを出だして、体温たいおんを調整ちょうせいします。
表皮ひょうひの層そうではありません。
だから、違ちがいます。

3基底層きていそう

基底層きていそうは、表皮ひょうひのいちばん下したにある層そうです。
新あたらしい皮膚ひふの細胞さいぼうを作つくります。
作つくられた細胞さいぼうは、少すこしずつ上うえへ動うごいていきます。
だから、違ちがいます。

4有棘層ゆうきょくそう

有棘層ゆうきょくそうは、基底層きていそうの上うえにある層そうです。
表皮ひょうひの中なかで、いちばん厚あつい層そうです。
バリア機能きのうの中心ちゅうしんではありません。
だから、違ちがいます。

5顆粒層かりゅうそう

顆粒層かりゅうそうは、角質層かくしつそうのすぐ下したにある層そうです。
ここでも、水分すいぶんが外そとに出でていかないように助たすけています。
でも、バリア機能きのうの中心ちゅうしんは、いちばん外側そとがわの角質層かくしつそうです。
だから、最もっとも適切てきせつとは言いえません。

おぼえるポイント

■皮膚ひふは、大おおきく3つの部分ぶぶんに分わかれています。

『表皮ひょうひ』
いちばん外側そとがわの部分ぶぶんです。
外そとからのものを防ふせぎます。

『真皮しんぴ』
表皮ひょうひの下したの部分ぶぶんです。
汗腺かんせんや血管けっかんがあります。

『皮下組織ひかそしき』
いちばん下したの部分ぶぶんです。
脂肪しぼうが多おおく、体からだの熱ねつを逃にがさないようにします。

■高齢者こうれいしゃの皮膚ひふは、水分すいぶんや油分ゆぶんが少すくなくなります。
そのため、乾燥かんそうしやすく、かゆみが出でたり、傷きずがつきやすくなったりします。

■皮膚ひふを洗あらうときは、ぬるめのお湯ゆで、やさしく洗あらいます。
お風呂ふろのあとに保湿剤ほしつざいをぬると、乾燥かんそうを防ふせぐことができます。

※この記事は公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん 社会福祉ふくし振興しんこう・試験しけんセンターが公開こうかいしている過去問かこもんをもとに作成さくせいしています。

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