第38回 問題22(Aパート 社会の理解)
テーマは「有料老人ホーム」です。高齢者が住む施設にはいろいろな種類があります。「有料老人ホーム」とは,どんな施設なのか,一緒に見ていきましょう。
有料老人ホームに関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
1 入居する高齢者に,介護,食事の提供,家事,健康管理のうち1つ以上のサービスを提供する。
2 状況把握サービスと生活相談サービスの提供が義務づけられている。
3 自立した高齢者は,入居の対象外である。
4 共生型サービスとして,指定を受けることができる。
5 介護保険制度の指定対象外である。
『提供』
何かを,人に差し出すことです。
『義務づけられる』
しなければならないと,決められることです。
『対象外』
そのことにあてはまらない,ということです。
『指定』
これだ,と決めることです。
入居する高齢者に,介護,食事の提供,家事,健康管理のうち1つ以上のサービスを提供する。
この問題は,「有料老人ホーム」とはどんな施設なのかを聞いています。
有料老人ホームは,入居する高齢者に対して,介護・食事の提供・家事・健康管理のうち,どれか1つ以上のサービスを提供する施設と決められています。だから,選択肢1が正しい答えです。
状況把握サービスと生活相談サービスの提供が義務づけられている。
状況把握サービスと生活相談サービスの提供が義務づけられているのは,サービス付き高齢者むけ住宅(サ高住)です。有料老人ホームのことではありません。
自立した高齢者は,入居の対象外である。
有料老人ホームには,介護が必要な人だけでなく,自立した高齢者を対象とするタイプもあります。自立した人が,みんな対象外になるわけではありません。
共生型サービスとして,指定を受けることができる。
共生型サービスは,1つの事業所で高齢者と障害者のサービスを一緒に提供するための,別のしくみです。有料老人ホームそのものが,この指定を受けるわけではありません。
介護保険制度の指定対象外である。
介護付きの有料老人ホームは,「特定施設入居者生活介護」として,介護保険制度の指定を受けることができます。対象外ではありません。
・有料老人ホームは,介護・食事・家事・健康管理のうち1つ以上のサービスを提供する施設です。
・状況把握サービスと生活相談サービスが義務づけられているのは,サ高住です。
・有料老人ホームには,自立した高齢者を対象とするタイプもあります。
・介護付きの有料老人ホームは,介護保険の指定を受けることができます。
※この記事は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公開している過去問をもとに作成しています。

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