このシリーズでは、介護福祉士国家試験の過去問題を1問ずつ、やさしい日本語で解説していきます。
今日は第38回 問題1「Aパート」科目は「人間の尊厳と自立」です。
問題
Aパート
科目:人間の尊厳と自立
問題1
社会福祉の理念を発展させた人物に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
- バンク-ミケルセン(Bank-Mikkelsen, N.)は、「ソーシャルロール・バロリゼーション(Social Role Valorization)」を提唱した。
- ニィリエ(Nirje, B.)は、「ノーマライゼーション(normalization)の8つの原理」を提唱した。
- ヴォルフェンスベルガー(Wolfensberger, W.)は、「エーデル改革」を提唱した。
- リッチモンド(Richmond, M.)は、「ケースワークの7原則」を提唱した。
- エリクソン(Erikson, E.)は、「自立生活運動の理念」を提唱した。
正解
答えは 2 です。
やさしい解説
この問題は、「ノーマライゼーション」という考え方を発展させた人はだれか、を聞いています。
「ノーマライゼーション」とは、障害がある人もない人も、みんな同じように「ふつうの生活」ができるようにしよう、という考え方です。
ニィリエという人は、この「ノーマライゼーション」をもっとわかりやすくするために、「8つの原理」というルールを作りました。だから、選択肢2が正解です。
ほかのせんたくしは、なぜちがう?
選択肢1・人物は合っていますが、中身が違います。
- バンク-ミケルセンは「ノーマライゼーション」という考え方を最初に発表した人です。
- 「ソーシャルロール・バロリゼーション」を言ったのは、選択肢3のヴォルフェンスベルガーです。
選択肢3・人物と言葉がずれています。
- ヴォルフェンスベルガーが言ったのは「ソーシャルロール・バロリゼーション」です。「エーデル改革」ではありません。
選択肢4・人物が違います。
- 「ケースワークの7原則」を言ったのは、バイステックという別の人です。
選択肢5・エリクソンは別の研究をした人です。
- エリクソンは「人は年をとりながらどう成長するか」を研究した人です。「自立生活運動」とは関係がありません。
おぼえるポイント
この問題は、試験によく出る「人の名前」と「その人が言ったこと」を正しく組み合わせる問題です。
- ニィリエ → ノーマライゼーションの8つの原理
- ヴォルフェンスベルガー → ソーシャルロール・バロリゼーション
- バンク-ミケルセン → ノーマライゼーションという考え方を最初に発表した人
この3人はセットでおぼえると覚えやすいです。
次回は「問題2」を解説します。お楽しみに。
※この記事は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公開している過去問をもとに作成しています。
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